タイワンリス捕獲協力を 県が呼びかけ
三浦半島地域でタイワンリスによる農作物への被害が広がっており、県は捕獲の協力を呼び掛けている。三浦半島地域を中心に多数生息しているタイワンリス。地域によっては、ミカンやキャベツなどの農作物の被害や住居への侵入などの生活被害が広がっている。
三浦市内でもリスが生息している。市農産課によると、2012年4月から13年3月までのリス捕獲数は46頭。13年4月から今年の1月末までに31頭捕獲されている。大きな作物被害の報告は入っていないというが、市民から多数の目撃情報が寄せられているという。市は、捕獲用の檻を貸出しており、協力を呼び掛けている。
台湾が原産地のタイワンリス。日本に輸入されたものが逃げ出したり、捨てられたりして野生化したと見られている。農業や生態系に被害を及ぼすものとして、外来生物法に基づき「特定外来生物」に指定されており、原則として飼ったり、野外に放すことは禁止されている。県は捕獲に努めており12年度は三半島地域で約4500頭を捕獲している。
県は「餌を与えない、収穫後に野菜や果実を放置しない、生ごみや餌になるものを放置しないでほしい」と呼び掛けている。
タイワンリスの捕獲方法や捕獲後の扱いに関する窓口は、市農産課【電話】046・882・1111
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