三崎中野球部 次の大会こそ優勝を 唯一の女子、活躍を誓う
三崎中学校野球部23人の部員の中で、唯一の女子部員3年生鈴木明日香さんは9番ファーストのレギュラー。「もっと自分が打っていれば」と、悔しさを口にした。
先月24日に行われた中学野球の春季県大会で、三崎中野球部は大谷中に1対0で敗れた。最終回の7回の裏、ツーアウトまで相手チームを追い込んだが、その後得点を許し、サヨナラ負けに終わった。県内421校中、出場できるのは9校。選手、監督、保護者など一丸となって試合に臨んだが得点力不足が響いた、悔いの残る試合となった。
鈴木さんは左投げ、左打ち。キャッチングには定評があり、中でもショートバウンド裁きのうまさには監督も太鼓判を押す。バッティングは、県大会では6回の表にライトの頭上を越えるヒットで出塁するなど光るものを見せた。しかし、それ以外は自分のバッティングができなかった。自分の腑哀なさに歯を噛みしめる。「もっと体力を付け、練習をしてバッティング技術を磨きたい」と力強く語った。
同校野球部は、統合を見据え、昨年夏から週末などに合同練習を重ねてきた。監督の青柳智也教諭は「環境の変化が結束感を生んだ。県大会は残念な結果に終わったが、チーム力は向上している」と語った。キャプテンの3年生池田優斗さんは「課題は分かった。打撃面を強化し、次の大会では良い結果を出したい」と、次の目標に向け始動している。
3年生にとって最後の大会が7月に控えている。「トーナメント戦。負けたらそこで終わり。チーム一丸となって戦う」と青柳監督の指導に力が入る。
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