津波避難ビル新たに指定 「はなことば三浦」市内で7件目
三浦市は16日、介護付有料老人ホーム「はなことば三浦」(諏訪町3の5)を津波避難ビルとして使用するため、運営会社の(株)ゆうあいメディカルサポートと協定を結んだ。この協定締結で、市内の津波避難ビルは7件目となる。
「はなことば三浦」は、鉄筋コンクリート造の4階建て。津波から逃れてきた地域住民ら約100人が、屋上や4階ベランダ等に一時避難することが出来るという。
津波避難ビルは、津波発生時に地域住民らが緊急的に避難できる施設。周囲に高台などがなく、避難することが困難な沿岸地域で自治体が指定する。津波避難ビルの指定条件としては、耐震診断で耐震安全性が確認されていることや新耐震設計基準(1981年施行)に適合していることが基本となる。また建物に関しては、原則RCまたはSRC構造とし、想定される浸水深が2mの場合は3階建て以上、3mの場合は4階建て以上としているが、津波の進行方向の奥行き等を考慮し指定される。
(株)ゆうあいメディカルサポートの成田克弘社長は、「地域の人にとってホームが安心してもらえるような存在になれば」と話している。防災課では「このような協力体制を構築していくことで、地域住民の安全に繋がれば」と話している。 他に、市内で津波避難ビルに指定されているのは、三崎水産会館、三浦商工会議所、三浦市三崎水産物地方卸売市場、ツクイ・サンシャイン三浦、香山第3ビル、マホロバマインズ三浦の6件。
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