リハビリ体操教室の講師を務める 成田 慎一さん 三浦市社会福祉協議会職員 41歳
「一生懸命」を信条に日々奮闘
○…地域の人の健康寿命を延ばす助けになりたい―。昨年6月から毎月1回、高齢者ふれあいセンターでリハビリ体操教室を開き指導している。3月で区切りの10回目を迎える。自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職理学療法士の資格を持つ。病院などで働く人が多い中、三浦市社協職員という立場でスキルを活かす。体操教室は、病気や怪我になりにくい身体づくりが目的。「高齢化率が高い三浦市。健康な生活をいつまでも送ることができる身体を維持することは大切」と強調する。
○…昨年6月、縁あって三浦市社会福祉協議会の職員に。老人ホームや病院と多くの現場経験を積んできた。失敗もあれば成功もある。培ってきた経験を今、三浦で発揮する。自身が講師として始めたリハビリ体操教室も経験とスキルを活かした取り組みのひとつ。「ニーズに応えていける自分でありたい」と話す。
○…1973年、鎌倉市生まれ。大学時代に発生した阪神淡路大震災が福祉に関心を寄せるきっかけになった。現地でボランティア活動に参加した。大学卒業後、一時は銀行に勤めたが福祉の思いは消えず2年後に退職。老人ホームで働きながら通信制の学校に通い社会福祉士の資格を取得した。また、弱っていく利用者を目のあたりにし、健康寿命の大切さを痛感。専門知識取得のため夜間の学校に4年間通い理学療法士の資格を取得した。人の役に立つためにはどうしたら良いのかを考え、自身のスキルアップを心掛ける。そのための努力は惜しまない。
○…趣味は野球。中学時代の仲間とチームを組み活動。「楽しむ程度だよ」と笑う。保育園から小学生までの3人の父親。奥さんは薬剤師。夫婦の会話で、健康について話し合うこともしばしば。「専門知識を持つ妻の意見はとても参考になり、勉強になる」と話す。「一生懸命」を座右の銘とし日々奮闘する。
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