異業種の中堅社員が集い、三浦地区の発展に繋がる策を出し合う意見交換会が17日、うらり2階で開かれた。三浦市をはじめその周辺地域を巻き込んだ発展、活性化に繋げるための様々なアイデアが出された。
京急電鉄(株)と三浦青年会議所(JC)の共催で開かれた意見交換会は、昨年開催されたものに続き2回目。
昨年行われた、貸し切り列車を利用した婚活列車イベント「運命の赤い電車『京急』で行くTHE鉄コンin三浦」は、第1回意見交換会から出たアイデアが実現したもの。多くの参加者が集まり成功に終わった。今回も、三浦地区活性化のための新たなアイデア創出のために京急グループ各社、三浦JC、横須賀JC、逗子葉山JC、市、観光協会等、29団体87人が参加した。意見交換会では、7〜8人で1グループに分かれそれぞれ活性化策を1案発表。最終的に参加者全員による投票で順位を決める。
食をテーマにしたグループは、「三浦の食材を使ったイタリアン」を発表。三浦の食材を使ってイタリアン風にアレンジした料理を提供する。遊び心を盛り込んだ「脱出ゲーム切符」を提案したグループ。ターゲットは若い世代で、電車に乗っている時から三浦にちなんだクイズ等を行うというもの。市内では、小網代の森や市内名所に問題を備え、ゲーム感覚で観光を楽しんでもらおうというアイデアだ。教育学習をテーマにしたグループは、「交流学習バスツアー」を提案。京急バスを利用し、子どもがバスガイドで市外の子どもを案内するという企画。子どもの頃楽しかった思い出は大人になっても覚えているという発想から生まれたアイデアだ。
その他、起伏を活かした自転車やオートバイのロードレース開催、バンジージャンプ、京急沿線の各駅で三浦の特産品販売コーナーを設けてPRなど様々なアイデアが出された。
参加者による投票で1位に輝いたのは「一泊ねらいの夜集客」。午後6時以降限定割引「アフター6パスポート」を設け、週末の夜から三浦・城ケ島を楽しんでもらうというもの。昼間は楽しめるが夜になると楽しみに欠ける。一泊してもらうことで、滞在時間を長くしてもらうのがねらい。橋のイルミネーションや海面プロジェクションマッピングなどで人を呼ぶというアイデアが参加者の注目を浴びた。主催者は、「出されたアイデアは、関係機関と協議し検討していきたい」と話している。
京浜急行電鉄(株)グループ戦略室の櫻井和秀部長は「異業種が集まるとアイデアも多岐に渡る。実現可能なアイデアもあり有意義な時間になったと思う」と話した。三浦JCの三冨力也理事長は「初回は鉄コンが生まれ、参加者も多く集まり成功に終わった。今回も斬新な意見が多く素晴らしいアイデアが出た。三浦地区全体の活性化に繋がるよう実現できたらいい」と同会を振り返った。
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