三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」は、明日24日(土)に海の駅認定10周年を迎える。これを記念し、うらり周辺を含む三崎・城ケ島地区では「みうら・みさき海の駅フェスタ2015」が行われ、様々なイベントが企画されている。
国土交通省がマリンレジャーの振興・普及のために後押ししている海の駅事業。「いつでも、だれでも、気軽に、安心して立ち寄り憩うことの出来る海の交流拠点」として設置、活用を推進している。
もともとは瀬戸内の離島振興対策として2000年に広島県豊町でスタートしたもので、海と陸を繋ぐ玄関口として(1)プレジャーボートなどのビジター船が利用できる一時係留施設(2)トイレの設置(3)気象情報などマリンレジャーに関する情報提供を行っている。
現在、海の駅は全国に148カ所で展開(6月末時点)。「海を楽しみ、海を味わい、海に憩う」を掲げて、日本各地で地域活性化の拠点や海洋教育の場として様々な事業に活用されている。
認知度不足が課題
うらりは2005年7月に、海の駅に認定されて今年で10年を迎える。日本有数のマグロ水揚げ量を誇る三崎港に隣接し、魚介類や野菜など新鮮な地場産品が安く購入できる直売センターも併設されていることから、人気の観光地としてマイカーや観光バスで来訪する買い物客で賑わうが、海の駅としての認知度は依然として低いことが課題だ。
神奈川県では、県内の海の魅力を発信する「かながわシープロジェクト」と銘打った事業を今年度から本格実施。行政による海からの地域活性化も進んでいることを追い風に、浸透をめざす。
三浦の海を満喫
明日24日(土)には「みうら・みさき海の駅フェスタ2015」と題し、周年記念イベントが開催される。時間は午前8時から午後2時。主催は三浦市や(株)三浦海業公社、地元企業などで構成される同実行委。
体験、憩う、遊ぶ、味わう―をコンセプトに海の面白さを体感できる機会として、真鯛の稚魚の放流体験、ボートやヨットの乗船、ルアー色づけ・キーホルダーづくり、津波救命艇の展示・試乗会などが行われる。
同日午後1時には、城ヶ島で正式オープンする海上釣り堀「J’sフィッシング」とも連動したイベントも実施。三崎・城ヶ島一帯で周年イヤーを盛り上げる。
そのほかにも、今秋以降には三浦半島の海の駅をめぐるクルージングなどの関連イベントも企画されているという。
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