現在会期中の神奈川県議会平成27年度第3回定例会で、三浦市選出の石川巧議員(自民)による一般質問が行われ、城ヶ島の観光誘客や経済活性化、都市計画道路西海岸線整備などの事項を県に要望した。
ピーク時には年間200万人が訪れていた県立城ヶ島公園。近年では半数以下の約90万人となっており、魅力を高める策について質問した。答弁した県土整備局長は、すでに整備が完了している城ヶ島ユースホステル跡地の芝生広場を挙げ、「同地を活用した新たなイベントを市と連携しながら企画開催していきたい」「広く情報発信していく」と述べた。
また、国際観光都市を掲げる県の外国人観光客の受入環境の整備にも言及。京浜急行電鉄(株)が2009年から販売し、好評を博している企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」の訪日外国人版を発売。三崎口駅前観光案内所でも英語対応(日曜のみ)が行われているが、案内板・飲食店メニューなどの多言語表記が進んでおらず利便性向上が課題となっている。「多言語化は必要。国のガイドラインに沿って整備したい。アプリの開発も検討している」と黒岩祐治県知事も同調した。
小網代から下宮田(三崎口駅付近)までの約2・5Kmが未整備のまま工事が中断している都市計画道路西海岸線についても質問。三浦市民の長年の懸案事項で、経済・観光振興、災害時の避難路確保、渋滞緩和対策に不可欠な基盤整備とし、現状と今後の工事計画を尋ねた。県は予定地の南側区画に地権者が多く調整に時間を要していること、小網代湾をまたぐ橋梁を建設するにあたり自然への影響を考慮した構造デザインの検証を今年度から実施していることを説明。その上で、「早期に着手していきたい」と回答した。
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