三浦・鎌倉・横須賀・逗子の4市と葉山町の1町が、連携して地域振興と行政課題に取り組む「第5回三浦半島サミット」が2日、横須賀市役所で開かれ、各首長が意見交換しながら進捗状況を確認した。
観光分野では、サイクリスト(自転車愛好家)を三浦半島に呼び込み、より快適に楽しんでもらうための環境整備として、各市町に土地柄を象徴したデザインのマイルストーン(モニュメント付き案内表示)を設置することが報告された。これはサイクリストが三浦半島を一周するための目印になるもので、来年2月の完成を予定し、写真撮影場所として利用してもらう。設置場所は全8カ所で三浦市内は宮川公園。白御影石の台座の上に、マグロと大根をテーマにした造形物・マーク・プレートがつけられる予定。一部のモニュメントはサイクルスタンドの役割も担う。
また、三浦半島の広域情報、各種イベント・地図情報など多言語対応したPR動画を製作。デジタルサイネージを新設し、観光客へ配信する。これらは全7カ所に設置され、市内では今年7月に開設した京急「三崎口」駅前観光案内所になる見込み。
このほか、三浦一族を共通の観光資源と捉え、誘客につなげる提案が出され、検討課題としていくことでまとまった。
■ ■ ■
医療・福祉分野では、神奈川県が推進している「未病を治す」取組みに4市1町で参画する方針を固め、「未病を治す半島宣言」を採択した。三浦半島では介護保険認定率が今年3月時点で17・2%と県平均の16・2%を上回っており、これを2020年に16%とする目標値が示された。今後実現に向けて、食・運動・社会参加を柱に健康増進の施策を打ち出していく。
三浦版のローカルニュース最新6件
|
原画ずらり上村一夫展3月29日 |
|
|
|
|