差別やいじめ問題など人権について考える「第35回全国中学生人権作文コンテスト」で、初声中学校(島田行雄校長)2年の伊藤叶さんが横須賀人権擁護委員協議会銅賞を受賞した。今月11日には表彰状が贈られ、三浦市人権擁護委員会の仁藤会長は「中学生らしい自分の言葉で書かれていたのが良かった」と評した。
伊藤さんは理解を深める過程で、悪口や偏見など中学生でも人権問題が身近に起きていると着目。「中学生の私にできること」と題し、特別支援学級の介助員を務める母の実体験を盛り込みながら意見を綴った。「よく『相手の気持ちになって考えよう』と言われるが意外と難しい。人権侵害をなくすには、人権についてもっと知る必要があると思う」と話した。
県鎌倉保健福祉事務所三崎センターが主催する「平成27年度 喫煙・受動喫煙防止ポスター原画コンクール」では、南下浦中学校(稲生昭博校長)1年の江澤咲希さんの作品が、市内小中学校から集まった133件のうち、特選に選ばれた。今月10日に表彰式が行われ、同センターの大久保久美子所長らが栄誉を称えた。
「喫煙をする父親がタバコを止めるきっかけになれば」との思いから制作し、同コンクールに応募した江澤さん。美術の授業で習ったレタリング技法を使って文字をデザインするなど見せ方を工夫。「皆の肺をダメにする」と記したことについて、「害であることはみんな知っているのに、それでもやめない人が多い。タバコを吸うことが周りの人にも迷惑をかけることをわかってほしい」と、作品に込めた喫煙者へのメッセージを語った。
今後、市内の学校・行政機関・医療機関・飲食店・駅などにポスターが掲示される予定で、三浦市民のたばこによる健康被害防止の普及啓発に役立てられるという。
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