上宮田小学校(石渡博幸校長)で今月8日、同校の6年生児童を対象にした選挙啓発の出前講座「せんきょ入門教室」が行われた。
来年7月実施予定の参院選から選挙権年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられることや、若年層の投票率低下を受けて、三浦市選挙管理委員会が実施している特別授業で、楽しみながら投票意識を高めてもらうねらい。同選管職員と「明るい選挙推進協議会」の委員が、選挙や政治の意義・仕組みといった基礎知識、重要性などをわかりやすく説明。「6〜7年後、選挙権をもらったら必ず行ってほしい。立候補者の意見をしっかり聞いて、自分の選んだ人に投票して」と呼びかけた。
授業では実際に使用されている投票箱や記載台、開票用の計数機のほか、名簿対照係や投票用紙交付係を配置して教室内に投票所を再現。「三浦市ブランド選挙」と題し、市の名産品であるダイコン・キャベツ・スイカ・マグロの4種を立候補者に見立てて、模擬選挙を行った。本番さながら、児童らは事前に配布されたた投票所入場整理券を手に、受付けから投票までを体験した。
そのあと行われた質疑応答では、子どもたちから「三浦市の投票数(率)は」「選挙で起こった事件(違反)は」「立候補は何人くらいいるか」などの質問が次々とあがっていた。そのなかで「もし、得票数が同じだった場合はどう決まるのか」という問いかけに対し、市選管職員が「2回のくじ引きで決める」と回答すると児童からは驚きの声も。わずか1票の差が当落に繋がることを例にあげ、有権者ひとり一人が持つ1票の重みを改めて説いた。
同講座は今後、市内の他4小学校でも順次実施される予定。
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