市立三崎小学校(及川圭介校長)で今月20日、総合学習「三崎の町づくり」の発表会が行われ、6年生が趣向を凝らした活性化のアイデアを提案した。
学習に際して下町の現状を知るため街を歩き、寂しく暗いイメージを持った児童ら。その後、人気観光地の浅草や日光を見学するなどして賑わいのヒントを探り、グループごとに下町活性化の方策を考えた。
会では代表して3グループが発表。吉田英男市長と三壁伸雄教育長を前に、模造紙やフリップを用いながら堂々としたプレゼンテーションを行った。
コミュニティーバスの運行を考えたグループは、三浦のご当地キャラクター「三浦ツナ之介」をデザインした「ツナバス」を提案。観光客を中心に地域住民の足としても活用できるよう使いやすさを重視したルートと料金設定のほか、内外装をツナ之介のデザインを施したラッピングバスによるPR効果もあるとアピールした。
2番目のグループは若者の呼び込みを狙った下町オリジナルのキャラクターづくりと商品化を発表。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の経済効果を例にあげ、キャラクターを通した知名度向上をめざしたいと説明した。最後に「三崎よくばり切符」と銘打った観光客の回遊を図るアイデアを発案したグループは、使われていない遊漁船の活用に着目。ハイカーで賑わう小網代の森と下町を船で結び、釣りやBBQなどのアトラクションを織り交ぜた宿泊プランを考えた。
会を総括して吉田市長は、「ネーミングや、どうしたら利用者が喜ぶかよく考えられている」と講評。今後、関係事業者と相談・検討していくと伝えられると児童からは驚きや喜びの声があがっていた。
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