「いってらっしゃい!大きくなってね」―。三浦市立岬陽小5年生、名向小3年生、剣崎小3年生の児童ら約100人が今月9日、小網代湾でマダイの放流を体験した。主催は地元NPOで三浦真珠の養殖や海洋生物の保全などに取り組む「小網代パール海育隊(うみいくたい)」、一般社団法人「みうら学・海洋教育研究所」の協力。
体験の前に「県栽培漁業協会」(城ヶ島)の今井利為さんが、海の生態系を支えるアマモの大切さやアマモ場の減少でマダイの漁獲量が減っていること、そのためにマダイの人工種苗の飼育を行っていることなどを解説。その後、子どもたちは今年4月に孵化した体長10cmを超えるマダイの稚魚およそ1000匹を、船揚場に設置したスロープから「元気でね」などと声を掛けながら次々と海へ放流していった。
児童からは「マダイは何を食べるの」「どのくらい大きくなるの」といった質問も飛び交い、今井さんは「今日の経験をいずれ大人になった時に思い出してくれたら嬉しい」と話していた。
この他にも、今月はマグロの授業や磯観察、シーカヤック体験など市内小学校で多彩な海洋教育プログラムが行われた。
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