三浦版 掲載号:2016年12月2日号

「さかえ書道教室」主宰で、12月から都内で開かれる作品展に書道作品を出品する

榮(さかえ) 貴代(きよ)さん

天神町在住 78歳

”書の道”探究、生涯現役

 ○…「字を書いていると納得がいくまで時間忘れて没頭してしまうの」。そう微笑みながら語る傍らには、たくさんの半紙の山々が連なっている。書道と言っても筆・半紙といった道具や書体の違い、墨色・墨継ぎ・緩急・飛白・空間などの手法によって作品の印象はガラリと変わる。偶然の風合いと緻密な計算により出来た作品は1つとして同じものはなく、一期一会。「無心になれるのが魅力」

 ○…きっかけは幼少期、離れて住む祖父母との文通だった。字を書くのが好きで、手紙のやりとりを介して変体仮名の読み書きを習得。誰から書道の基礎を教わったわけでもなかったが、その腕前は正月になると学校の書道部から声が掛かったほどと往時を懐かしむ。上達の近道は「お手本をよく見て、数を書くことが一番」。友人の誘いで30代半ばから本格的に教室へ通い始めると奥深さに魅了。勤め先の退職を機に、自らが主宰する教室を79年に開講。以来、指導者とアーティストの2つの顔を持つ。

 ○…パソコン・携帯端末、インターネット・メールなどの普及で日常生活において、字を書く機会が減っている昨今。「目から入る情報や文字を形でとらえ、筆順が疎かになる人が多いように感じる。字が崩れてしまい、美しくならない」と憂いの表情を浮かべる。自身が書道を始める契機となった手紙文化もデジタルに取って代わられ、「手書きには手書きの良さがある。時代とは言え寂しいもの」。友人知人から届く季節の便りを感慨深げに眺めた。

 ○…国内の活動に留まらず、これまで各国の文化交流を冠した美術展に参加。幾多の受賞歴を誇るが、創作意欲は旺盛で喜寿を過ぎても衰えを見せない。12月から都内で始まる2つの作品展に出品。さらに現在は個展開催をめざして少しずつ書き溜めており「卒寿の記念に出来たら」。書が持つ表現力と美しさに魅せられて半世紀以上。「身体が動く限り現役です」

関連記事powered by weblio


三浦版の人物風土記最新6件

上村 雅幸さん

三浦海岸サーフライフセービングクラブの会長を務める

上村 雅幸さん

7月21日号

米田 光郷さん

7/15・16に例大祭が行われる海南神社の宮司を務める

米田 光郷さん

7月7日号

荻原 佑介さん

水中ホッケー選手として活躍し、今月4日の日本選手権で3連覇を果たした

荻原 佑介さん

6月23日号

朝本 千可さん

6月16日にミサキドーナツでライブを行うプロサックス奏者の

朝本 千可さん

6月9日号

大井 英章さん

市民グループ「三浦史蹟名勝振興会」の会長を務める

大井 英章さん

5月26日号

深瀬 カネさん

三浦市ボランティア連絡協議会の会長に就いた

深瀬 カネさん

5月12日号

関連記事(ベータ版)

三浦版の関連リンク

あっとほーむデスク

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

科学の力でヒーローに変身

科学の力でヒーローに変身

ドラマコラボの実験教室

8月3日~8月3日

三浦版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2017年7月21日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク

メール版タウンニュース

ライブカフェミッシェル

タウンニュースホール

ケータイ版タウンニュース

ケータイで左のQRコードを読み取るか以下のURLを入力してください。

http://www.townnews.co.jp/m/