三浦版 掲載号:2017年2月24日号

J-NETWORKスーパーバンタム級王者で、明日25日に防衛戦に挑む

渡邊 優太さん

諸磯在住 26歳

静かに燃やす勝ちへの執念

 ○…「ただ目の前の試合に勝つだけ」。明日25日に迫った2度目のタイトル防衛戦。静かに闘志を燃やし、挑戦者を迎え撃つ時をじっと待つ。ムエタイとキックボクシングのスーパーバンタム級国内王者で、2011年のデビューから30戦22勝5敗3分。ライバルたちを退けて、14年から土つかず。連勝記録やチャンピオンとしての気負いはなく、「純粋に戦うことが好きなんです」と相好を崩す。

 ○…幼稚園から地元クラブチームに入り、20歳までサッカー一筋。格闘技は専ら見る側だったが、趣味としてスポーツジムのキックボクシング教室に通い始めたことで新しい世界が見えた。初めての試合は見事白星。リングに立った時の高揚感と勝利の達成感は何ものにも代えがたく、一気に引き込まれたという。「プロを目指してみないか」。その後、スカウトを機に一転、プロ格闘家への道を踏み出し、現在はタイの国技として知られるムエタイに打ち込んでいる。

 ○…「1対1の駆け引きが魅力」。1ラウンド3分という限られた時間のなかで多彩な技を操り、相手をいかに出し抜けるか。ただ殴り合い、蹴り合うのではなく、心理・頭脳戦が面白い。反骨精神は高みへ上るバネに、経験は成長の糧に。減量や練習など己を厳しく律する環境に身を置く分、結果を求める気持ちは自然と膨らみ、ファイターとしての矜持を支えている。

 ○…平日は横浜市内で電気工として勤務し、就業後と休日に横須賀のムエタイジムで鍛錬を積む。強靭な肉体から次々と繰り出されるパンチや蹴り、鋭い眼光で対戦相手を圧倒するが、ひとたびリングを降りると気迫あふれる勝負師の顔は鳴りを潜め、謙虚で礼儀正しい好青年の様相。地元サポーターの声援にも「負けられない。勝って恩返ししたいという思いが強い」と感謝の念を語る。「まずはしっかりと防衛し、2017年のいいスタートを切りたい」

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