三浦かぼちゃの消費促進をめざしたグルメイベントが、三浦半島地域を中心とした22の飲食店で8月18日(金)まで開かれている。県や生産者団体からなる「かながわブランド振興協議会」が農産物のPRを目的に主催した催しで、和洋折衷の創作メニューを期間限定で提供。「名産を美味しく楽しみながら、三浦半島の魅力も知ってもらえたら」と県担当者は話している。
6月から8月が旬の三浦かぼちゃは今が収穫の最盛期。温暖な気候で三浦独自の有機質肥料(ぼかし堆肥)を使って栽培し、通常35日程度で収穫できるものを、さらに10〜15日かけて畑で十分に完熟させて作ることから「こだわりかぼちゃ」と呼ばれ、市場で高い評価を得ている。栗のようなホクホクとした食感と甘み、カロテンなど栄養価の高さが特徴で「かながわブランド」にも登録されている。
農業・観光振興めざし
「三浦かぼちゃグルメ&スイーツフェア2017」と銘打ち、今月18日から22の飲食店や小売店でスタート。三浦市内からは4店舗が参加している。「くろば亭」と「さかな料理まつばら」は、三浦名物のマグロと合わせたオリジナルコロッケをそれぞれ考案。「斉藤菓子店」はかぼちゃ餡をバター風味の生地で包んだ菓子、「マホロバ・マインズ三浦」では豊かな甘さを活かしたスイーツのような茶碗蒸しなどを提供している。そのほかにも、パスタや餃子、ケーキといった趣向を凝らした多彩な料理を用意した。
昨年に続いて2回目の開催となる今回は、提供する飲食店をあえて三浦半島を中心に設定。ご当地料理と位置づけることで「グルメを目当てに足を延ばしてもらうことで、地域の盛り上げに一役買いたい」と県農政課の担当者は話す。観光振興にも結びつけようと三浦半島観光連絡協議会「LAUMI」と連携。ホームページなどで積極的に情報発信を行っており、農業と観光産業の活性化につなげたい考えだ。また、地元事業者への普及にも期待。「調理方法のバリエーションの豊かさや地域農業について目を向けるきっかけになれば嬉しい」と話した。
かながわブランドサポート店の(株)京急ストアでは、県内39店舗で三浦かぼちゃを販売しているほか、京急百貨店では親子料理教室を開催(今日21日申込み締め切り)し、PRを行う。
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