三浦版 掲載号:2017年8月25日号
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三浦半島食彩ネットワークの会長を務める高梨 雅人さん下宮田在住 55歳

「うまい」で繋ぐ人と食

 ○…横須賀三浦を中心とした事業者が集まる民間団体「三浦半島食彩ネットワーク」。集うメンバーは年齢も職種も様々だが、食のプロフェッショナルだ。「三浦半島の『うまい』を伝える」をコンセプトに14年から活動。生産者、飲食店、小売店に加え、ITやサービス事業者が顔を揃え、人と食を繋いでいる。「『面白そうなことはまずやってみよう』。そんな思いを持つ仲間の集まり」

 ○…会の前身は直売所を運営する農漁業者組織。就業体験の提供や直売所PRなどを中心に3年ほど活動したが、補助金の終了と同時にフェードアウト。「せっかく集まったのにもったいない」と仲間らと存続へ向け立ち上がった。これまで旬食材を使った料理教室や100人で楽しむバーベキューイベントなどを開催。自身も生産者兼講師役としてPRに立つと参加者の興味の高さを肌で感じた。「まさに餅は餅屋」。さらに専門家集団となれば力は倍増。一農家としても可能性の大きさに期待を寄せる。

 ○…「会長という柄じゃない」と謙遜するが、農業の腕と知識は随一で、市内外のレストランのシェフからも一目置かれる存在だ。2代目として就農したのは、大学卒業直後。経験や勘に頼らず、野帳に天候や気温など日々の記録を書き溜めるのが日課だという。「32年やっていても、たかだか32回。まだ分からないことがたくさんある」。旬と季節感を大事にしたいと約150種を栽培。畑のそばの直売所には色とりどりの野菜が並び、食卓にのぼるのを今や遅しと待っている。

 ○…月に1度、横須賀中央で開く直売マーケットは今月1周年を迎えた。味や品質はもとより、食材、作り手、地域それぞれのストーリーとともに消費者へ。今ではずいぶんと常連客も増えたのだと感慨深げに喜ぶ。今日25日からはホームグランドの三浦半島を飛び出して上大岡へ。自慢の商品も揃い、「うまい」と言わせる準備は万端だ。

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