三崎口駅そばの介護サービス施設「スマイル住まいる三浦」(運営会社/(株)スマイル)で、今月6日から所内を開放した無料の学習教室が始まった。「地域の寺子屋」をめざし、毎週金曜の夜に開講。おもに中学生を対象とし、地域ボランティアや施設職員らが講師を務め、自主学習のサポートを行っている。
開設のきっかけとなったのは、横須賀市池上にある系列施設の取り組みだった。同社のデイサービスを利用する高齢者が帰宅した夕方以降のスペース活用を検討していたところ、「子どもたちの学習の場として使えないか」との地元の声を受けた。昨年10月、近隣に住む中学生を対象とした学習支援教室がスタート。この動きを知った女性スタッフが「三浦にも作りたい」との要望し、今回の実現にこぎつけたという。中学生の子どもを持つ母親ということもあり、「学習塾や家庭教師は経済的負担が大きい。しかし、親が家庭内で教えるとなると小学生とは違って内容も難しい。地域で楽しく勉強できる場があるといいなと思った」と経緯を説明する。
2回目の実施となった今月13日には、5〜6人の子どもが参加。ボランティアの指導を受けながら、施設側が無償で用意したプリントのほか、宿題や授業の復習などに取り組んでいた。
「気兼ねなく集まれて、勉強の楽しさを感じてもらえる場所にしていきたい」と今後の展望を話すのは、管理者の畑尾明伸さん。目下の課題はボランティアの確保だといい、「よりよい支援をするために、多くの人に協力をお願いしたい」と呼び掛ける。
受講や指導ボランティアの詳細・申込みは、スマイル住まいる三浦【電話】046・887・4660
三浦版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|