活動報告【7】 安心安全な暮らしを守る 神奈川県議会議員 石川たくみ
９月末の豪雨災害及び、台風21号による冠水等の被害に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
三浦市観測史上最多の87㎜の猛烈な雨を観測した９月28日。国道１３４号は初声町入江付近で約50ｍにわたって冠水しました。市の集計によると住宅や店舗等46棟が床上・床下浸水、土砂崩れが36カ所、土砂流出・集積が71件発生。県と市において、治水や排水等でどのような対策ができるのか、早急な対応が求められます。流域に水が集中する一番川等、下水の再整備や上流での治水整備等も考えなければなりません。
10月に発生した台風21号は、最大瞬間風速34・８ｍの強い風によって信号や９千を超える世帯が停電となり、生活に大きな影響を及ぼしました。また、市内沿岸部では高潮と高波が襲い、建物の損壊や農地等で大きな被害を受け、現在は漂着物等のごみ処理に苦慮しており、関係機関が協力して復旧作業に当たっています。
県道２１５号の整備進む
先月２日に開催された県議会第３回定例会建設企業常任委員会において、県道２１５号江奈湾付近の道路改良工事の進捗状況等を質問しました。三浦海岸と三崎港を結ぶ幹線道路で、貴重な干潟があるなど風光明媚な地区ですが、付近の道路は屈曲して見通しが悪く、歩道が整備されていないことから、過去に死亡事故も発生しています。自動車や歩行者の安全確保が長年の悲願であり、現在視距改良と併せて歩道とバスベイ型停留所の整備を進めているところです。
道路管理課長からは「工事の進捗率は84％。今年度で山側法面工事が終了し、残るは道路の舗装とバス停整備。用地買収が順調に進めば２０１９年以内に完成予定」との答弁がありました。しかし、江奈湾からさらに先、宮川公園から城ヶ島に通じる交差点までの道も幅が狭く、歩道がありません。防災観光振興の観点から、さらなる改良整備について強く要望しました。
県産品のＰＲ好機
東京五輪・パラリンピック特別委員会では、「１人でも多くの方に神奈川に来ていただき、県内産の食材を味わっていただきたい」―そんな思いから食材等の調達について取り上げました。
例えば選手村で使用される農産物は、安全性を示す認証「農業生産工程管理（ＧＡＰ）」が必須ですが、全国の農家で取得するのは数％にとどまっており、件数を増やす後押しが必要です。そして、実際に食材を調達する事業者に選ばれるよう、どのようにＰＲしていくかも肝要になるのではないでしょうか。
また、来年９月には五輪のテストイベントを兼ねた大会が開催予定ですが、未だに詳細が決まっておらず漁港関係者の不安は解消されていません。一刻も早く具体的な内容が出るよう、県には組織委との調整を図るよう求めました。
ほかにも、自民党県議団による「水産業を振興する議員の会」の漁港・水産関連施設の視察や、予算委員会では「民間活力を活用した施設等の整備と今後のかながわ労働センターの役割等について」を知事に問い質しました＝写真。
|
|
三浦版の意見広告・議会報告最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
