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2010年12月17日号
自宅に飾られた壁一面の貝の動物たち−。ウサギやコアラなど可愛らしい動物からゴリラや恐竜まで、貝殻を使って様々な動物を作る人がいる。葉山町堀内在住で本紙でも毎号「砂浜で生まれたものがたり」を連載している角田元さんだ。
角田さんが貝の動物づくりを始めたのはおよそ10年前。悪天候で趣味の釣りに出かけることができず、海岸で拾ってきた貝がらを動物に見立てたのがきっかけだった。「自分の思い描いた動物ができるのが楽しくて」。以来、週末になると近所の海岸に貝殻を拾いにでかけ、時間を見つけては動物を作るようになった。
角田さんの作品づくりのモットーは「割らない・削らない・塗らない」。様々な大きさの貝殻やウニなど、素材には一切手を加えず、ありのままの形を活かして組み立てていく。そのため「立てた時のバランスや表情、動きを出すのが難しい」のだそう。しかしそうして出来上がった作品はどれも表情豊かで愛嬌もたっぷり。角田さんも作品を片手に「リアルにこだわるのではなく、逆にコミカルに作ることで『あぁ、あの動物に見える』と思ってもらえる。想像した作品ができたときが一番嬉しい」と笑顔を覗かせる。現在は週に1度、自宅前の看板に新作の写真を展示しているほか、ギャラリーへの出展や講師も務めるようになった。「貝があれば誰にでも作れるのが面白いところ。ぜひ色んな方に挑戦してほしいです」。
作品はどれも表情豊かで愛嬌のあるものばかり