逗子市内一周駅伝 逗子開成、貫禄の11連覇 地域対抗では池子が2年ぶりにV奪還
逗子市が施行された昭和29年から開催されている新春恒例の「逗子市内一周駅伝競走大会」(逗子市教員会主催/朝日新聞社後援)が10日、行われた。58回目を数える今大会では史上最多となる47チームが参加。快晴の青空の下、各チームがたすきをつなぎ、健脚を競った。
大会最多、47チームが出場
同大会は第一運動公園を発着に逗子市内全27・1kmを6区で繋ぐコース。市内各地域から選抜選手が出場する「地域対抗の部」と学校や事業所などで出場する「団体対抗の部」が設けられている。今大会は地域16チーム、団体21チームの計47チームが参加。
午前9時、号砲
出走が近くなるとあたりには程よい緊張感が高まった。沿道にも多くの応援が集まり、「がんばれー」「絶対優勝だぞ」など声援が飛び交った。午前9時、スタートの号砲が鳴ると各チームが一斉にスタート。
まず久木小学校までの2・6km、第1区で先頭に立ったのは11連覇を狙う「逗子開成A」チーム。その後「逗子開成B」、「逗子高校C」が追う展開となったが、序盤から王者が貫禄を見せつけた。2区、3区と逗子開成Aは着実にタイムを伸ばし、その後も首位をキープ。6区ではやや「逗子消防署A」に詰め寄られるも、終わってみれば2位に2分以上の差をつけて、11度目の王者の座を手にした。アンカーがテープを切るとチームメイトがゴール地点に集まり「優勝できて良かった」と涙を流しながら喜ぶシーンもあった。
同チーム飯塚真弘さんは「連覇のプレッシャーはありましたが、年末年始、各自が今日に向けて練習を積んできた。結果が残せて本当に良かった」と話した。
地域対抗はデッドヒート
一方、抜きつ抜かれつの混戦を繰り広げたのは地域対抗の部。第1区では「久木」が先頭を切るも、2区では「沼間A」がトップに。3区では「池子A」が先頭に立ったが、4区では再び久木が巻き返した。その後は池子Aが意地を見せる。5区で再度先頭に立つとそのまま6区と続きゴール。3連覇を狙う新宿や沼間を押さえ、2年ぶりに優勝の栄冠に輝いた。
同チーム監督の清水勲さんは「一昨年は10連覇を目前に逃したのが悔しかったが、チャレンジャーの立場で逆に肩の力が抜けたのがよかった。選手一同、皆本当によく走ってくれた」と話した。
また大会を振り返りスターターを務め、新宿チームの選手としても走った平井竜一市長は「今年は参加チームが多く、例年にも増して大会が盛り上がった。今後も多くの市民に愛されるイベントになってくれれば」と話した。
各部門、上位入賞チームは以下の通り。
【団体対抗の部】
(1)逗子開成A…1時間34分14秒(2)逗子消防署A…1時間36分55秒(3)逗子高校A…1時間37分21秒(4)逗子高校C…1時間39分19秒(5)逗子開成B…1時間41分41秒
【地域対抗の部】
(1)池子A…1時間34分58秒(2)沼間A…1時間36分52秒(3)新宿A…1時間37分9秒(4)久木1時間38分27秒(5)小坪A…1時間38分56秒
快晴の青空の下スタート
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