葉山町議選 定数14に22人が出馬予定 現職13人、元職1人、新人8人が名乗り
任期満了に伴い行われる4月19日告示、24日投開票の葉山町議選。選挙まで2ヵ月を切る中、各立候補予定者の動きが加速してきた。現在のところ現職13人、元職1人、新人8人の22人が立候補を予定。新人が多数名乗りを上げたことや定数が3減の14となることから、各候補者にとっては厳しい闘いが予想される。
ベテラン引退で世代交代も
現職では、昭和50年に初当選し、現在9期目の中村常光氏(77歳)、日本共産党の阿部勝雄氏(72歳・3期)、平成11年から3期連続当選を果たしている佐野司郎氏(68歳)、9年の補選で初当選した鈴木知一氏(59歳・4期)、の4人が今期限りの引退を表明。現職の出馬は4氏以外の13人にとどまる見込みだ。また元職では過去6回の当選を果たしている横山すみ子氏が出馬を表明している。
一方、新人では8人が出馬を表明。長柄在住の元会社員、荒井直彦氏(52歳)、長柄の自営業、柴田時子氏(62歳)、堀内の自営業、田中孝男氏(73歳)、一色の元会社員、長塚かおる氏(51歳)、堀内の会社員、前田拓三氏(49歳)、長柄の自治会役員、山田由美氏(48歳)の6人が無所属での立候補を予定している。
また阿部氏が引退する日本共産党は堀内在住で介護福祉士の窪田美樹氏(45歳)を擁立。堀内の元社会福祉法人職員、中村文彦氏(43歳)は自民党の公認を受けることが決まっている。現在立候補を表明しているのは以上22人。そのほかには町内在住の元新聞記者の男性が立候補を検討している。
財政再建など争点に
今回の町議選で争点になり得るのは町の財政再建。同町は経済の柔軟性を示す経常収支比率が昨年過去最悪となる99・9%を記録しており、予算の使い道の自由度は極めて低い。また現町政が看板事業として掲げている「ゼロ・ウエイスト」への取り組みや下水道の整備なども選挙戦の争点になりそうだ。平成22年12月2日現在、葉山町の有権者数は2万7727人(男1万2953人・女1万4774人) 【2月22日起稿】
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