「子どもや大人に夢を与える手作り絵本」をテーマに毎年行われている「逗子市手作り絵本コンクール」の入賞作品がこのほど決まった。8回目を迎えた今回は「一般の部」「子どもの部」合わせて全国から118作品が応募。子どもの部では、同市逗子在住の井口哲仁くん(6歳)の「ぶらぶらの歯」が最優秀賞に選ばれた。
同コンクールは今年7月に募集が行われ、市内をはじめ全国から個性豊かな作品が寄せられた。
8月には市民ギャラリーで市民投票が行われ、先月には専門家を含む審査員会議が行われた。審査委員長は元同市教育長で児童文学作家の野村昇司さんが務めた。「点数はやや少なめだったが、今年は手の込んだ仕掛け絵本など力作揃いだった」と野村さん。
子どもの部で最優秀賞に輝いた「ぶらぶらの歯」は今ちょうど歯が抜け替わる時期の哲仁くんが自らをモチーフに創作。抜けた歯が色々な動物の手に渡るストーリーがコミカルに表現されており、審査員から「独創的で迫力がある」と高い評価を受けた。また一般の部では愛知県の小竹英里さん(32)の「きょうもどこかで」が最優秀賞に選ばれた。
入賞作品は12月11日から13日まで市民ギャラリーで展示されるほか、最優秀作品は製本され、公民館や図書館など市内公共施設に設置される。問合せは市文化振興課【電話】046(870)6622まで。
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|