開放スペースが特徴の逗子小学校で、児童らの隠れ家を作ろうと保護者や職員が制作を進めてきた木造の交流スペース「Den」(でん)の第4作目がこのほどお目見えした。
今回の作品は「人形劇場」。これまで「アラスカ」や「横須賀線」をモチーフにしたものを制作してきたが、「入るだけではなく、演出も楽しめるものにしては」と劇場タイプに。大きさは高さ約2m、幅1・5m。市内の材木店から提供された木材を使っており、木目が活きた壁面が山小屋のような風合いを漂わせている。
13日には”こけら落とし公演”が行われ制作に携わった保護者7人が5年生の児童を前に童話「あたまをなくしたおとこ」を上演。布切れや割り箸など、自宅にある材料で小道具を作り、オリジナルのピアノを添えて物語を読んだ。朝起きると頭がなくなっていた男。丸太をのせて、自分の頭を探しに街へ―。児童らは手作りの温かみある人形劇に見入っていた。
保護者が学校運営に積極的に参加している同校。神田寛校長は「教師にはここまで手がこんだことは中々できない。お母さん方の力あってできること。本当にありがたい」と話した。
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