葉山町は先月27日、姉妹都市の草津町(群馬県吾妻郡)と「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。災害が発生した時に被災町の要請に応えてもう一方が応急対策や復旧対策について応援するもので、草津町の黒岩信忠町長は同日役場を訪れ、山梨崇仁町長と協定書を交わした。
葉山町と草津町は43年前から姉妹都市提携を結んでおり、毎年夏には草津町の子どもたちが葉山で海水浴を、冬には葉山町の子どもたちが草津町に赴き、スキー教室を受けるなど長年交流を続けている。葉山町は災害などに備えて、町民の戸籍や住民基本台帳のバックアップデータを同町に預けているが、これまで災害時に関する協定は結ばれてなかった。
応援の内容は「消防隊の派遣」「復旧に必要な人員や車両の派遣」「被災者の救出、医療など応急復旧などに必要な資器材や物資の提供」「食料や生活必需品と供給に要する資器材の提供」「ボランティアのあっせん」「児童や生徒の受け入れ」など8項目。
締結式は葉山町役場町長室で行われ、黒岩町長は締結式後、「いわば葉山は海の町で、草津は山の町。そういった環境で今回の協定が交わせたのは町として大変心強い」とし、山梨町長は「これまでは民間では太い繋がりがあったが、今後は行政のレベルでも繋がりを深めたい。今回の協定で互いの町の人たちも安心感が得られるのではないか」と話した。
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