戦争犠牲者や幼くしてなくなった子ども、水子などをはじめ、市民の有縁無縁の仏を供養する精霊おくりが16日、逗子海岸で行われた。毎年お盆送り火の行事として行われるもので、逗子仏教会と同仏教会檀信徒協議会の主催。
この日は悪天候のため、舟による「曳航」は中止になったが、海岸には故人名や戒名が書かれ、ほのかな明かりが灯された灯籠が詰まれた。同海岸には故人に鎮魂の祈りを捧げようと多くの老若男女が来場。お盆の飾り物に火が放たれ勢いよく燃え始めると、参加者らは読経が響く中、故人に思いを馳せながら心静かに手を合わせた。
毎年会場に足を運んでいるという女性の一人は「送り火を眺めていると先祖との繋がりを感じる。こうした機会に命が繋がって、今の自分があることを感謝したい」と話していた。
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