桜山在住 納見さん バスケ日本代表候補に 初選出でスタメン入りめざす
逗子市桜山在住の中学3年生・納見悠仁さん(=写真)は、平成24年度バスケットボール男子U-16日本代表の候補選手に初選出された。来年開催されるアジア選手権大会に向け、今月末からドイツとチェコへ遠征に出る。「将来は世界で活躍するプロ選手となり、アメリカでプレーしたい」と話し、日々切磋琢磨に励む。
納見選手は、沼間小学校出身。父と兄の影響で、小学1年から競技を開始。「遊びから始まったが、もっとたくさんの試合に出たい」と知人の紹介で横須賀市の「野比ミニバスケットボールクラブ」に所属し、基礎を学んだ。現在は私立横須賀学院中学校に在学し、部内ではキャプテンを務めてきた。
中学3年間の集大成で臨んだ県大会。昨年度は優勝を収めた大会だが今年は惜しくも1回戦敗退。目標としていた関東大会の切符を逃して失意の中にいた今年8月、代表候補選出の吉報を受けた。当初は「何で選ばれたのか分からなかった」と困惑したが、「選ばれたからには代表としてプレーしたい」と奮起。今は並みいるライバルたちとのポジション争いに備え、技術を磨いている。
現在、180cm・63キロあるが190cm以上の選手が半数近くを占める代表の中では小柄な体格。しかし、そのハンデを感じさせないのは持ち前のジャンプ力とスピード。相手と1対1になった時の勝負強さと得意の3ポイントシュートで多彩な攻撃を仕掛ける。
また、ゲーム展開を読む素早い判断力にも長けている。小学生の頃は「ワンマンだった」と振り返る自身のプレースタイルも、部の仲間たちと力を合わせて1勝をもぎ取る瞬間に喜びを見出したことがきっかけで、個人技から連係プレーで得点に繋げていくスタイルに転換できた。
同部顧問の上島由紀子さんは「地道に努力し、練習を積んできた結果が認められ大変喜ばしい。今後の成長のためにもいい体験になる」と誇らしげに語る。納見選手は「選ばれたことに感謝して、自分の役割をしっかり果たすだけ。日本代表の名に恥じないプレーをしたい」と日の丸を背負って戦う意味を噛みしめる一方で、「外国人選手との試合は初めてなので、どんなゲームになるかとても楽しみ」と待ち遠しそうに目を輝かせた。
将来の夢は世界で活躍するプロ選手になること。「まずは高校でインターハイに出場して、全国1位を獲りたい。そしていずれはバスケットボールの本場アメリカに行ってプレーすることができたら」と高らかに目標を宣言した。
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