東日本大震災から2年目を迎えた11日、葉山町の大浜海岸で大規模地震と津波被害を想定した合同対策訓練が行われた。町消防本部や県警察、横須賀海上保安部、陸上自衛隊など約150人が参加。引き波にさらわれ、砂浜まで流された車や家屋から被災者を救助するまでの手順などを関係機関で確認した。
訓練では、相模湾と東京湾を震源とする最大震度7の地震が発生し、沿岸部で最大7mの津波が発生したと想定。消防隊員らは海面状況を確認しつつ「大丈夫ですよ」「すぐ助けます」など声がけをしながら車から専用の器材を使ってけが人を救出した。自衛隊員らもスコップなどを使いながら倒壊した家屋から取り残された人を救出。会場に設置された救護所まで搬送した後、ヘリコプターで病院まで搬送した。
訓練後には参加者一同が黙祷を捧げ、県警の久我英一郎本部長は「想定を超える災害には各機関が連携した初動対応が重要」と訓示。山梨崇仁町長は「公助の連携が発揮された心強い訓練だった。自助、共助の面も確認しながら防災、減災に努めたい」とあいさつした。
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