葉山町は21日、災害時における情報発信と食料受給の拡充を目的に、ケーブルテレビのジェイコム湘南(横須賀市平成町、高平太社長)と食料品販売の石井食品(千葉県船橋市、長島雅社長)とそれぞれ災害協定を結んだ。
ジェイコム湘南は、町の戸建て住宅の約60%をカバー。集合住宅を含め全世帯中75%。視聴可能なことから協定に至った。災害時は町から情報提供と要請を受け、それをもとに同社が視聴者に災害情報を伝える。石井食品は災害時の食料供給に関する協定。東日本大震災下では、食事の供給そのものが優先され、食物アレルギーを持つ人のケアが後手に回った実状があった。現在町では給食を実施している4小学校で延べ430人が卵や乳製品など何らかのアレルギーを持つ。これらを踏まえ、同社が開発したアレルギー特定原材料7品目を含まない対応食の供給を要請する。
山梨崇仁町長は役場を訪れた両社長と協定書を交わし、「今回の災害協定が締結できたことは町として大変心強い」と謝意を述べた。
|
<PR>
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|