披露山公園 猛暑は御免でご"ザル"
全国各地で猛暑日を記録し、県内でも30度を越える真夏日が続く今夏。連日の暑さに動物たちもうんざり――。
17頭のニホンザルを飼育している披露山公園(逗子市新宿)では31・1度を記録した12日、岩山のくぼみや木陰で体を休めたり、池の水で涼をとったりするサルの姿が多く見られた。
同園では雄11頭、雌6頭を飼育。6月には新たに赤ちゃんザルも生まれたばかりで、母親に見守られながら池に飛び込んだり、元気いっぱいに走り回っていた。一方の大人たちは動きも緩慢で少々お疲れ気味の様子。「元々暑い場所にいる動物ではないですからね。冬はどんなに寒くても動じないんですが」と同園飼育員。現状、特別な対応は予定していないが、食欲にあわせて給餌の量を調節したり、サルの体調に異変がないか注意深く見守っていくという。まだ夏は始まったばかり。岩山の1頭は「もう勘弁してくれ」とでも言いたげだった。
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