NPO法人葉山町民オンブズマン(庄武和敏代表理事)はこのほど、会の活動の歩みをまとめた「15年史〜地方自治体における不正・不当行為の監視と是正を求めて」を刊行した=写真。B5版150頁。発足秘話や同団体がこれまで手掛けてきた行政や議会への働きかけなどがつぶさに紹介されている。
同団体は、1996年に発足。当時町が推進していた公共下水整備が多額の工事費がかかることに疑問を持ったメンバーらがその検証をするために立ち上げたのが始まり。以来、情報公開制度などを利用しながら行政情報の収集、分析、検討をし、町や議会に対して監視機能の役割を果たしている。
記念史は4部構成(巻末に資料編)で、住民訴訟にまで発展した下水道訴訟の問題点や守屋大光元町長辞任の引き金になった観光協会の脱税、鈴木勘之元副町長の国有地不法占拠などを当時の会報とともに掲載。オンブズマンの役割やサポーターによる随想、年表なども記されている。
記念史は店頭非販売で1口千円以上の寄付をした人に提供する。
問合せは同団体、平田克紀さん【電話】046・876・4008
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|