神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2013年11月15日 エリアトップへ

桜山在住、吉井さん "摩訶不思議"夢の世界作品に 「良くも悪くも感動を」あすから個展横須賀で

文化

公開:2013年11月15日

  • LINE
  • hatena
作品の原画をめくりながら自身が見た夢の内容を話す吉井さん(=7日、交流センター)
作品の原画をめくりながら自身が見た夢の内容を話す吉井さん(=7日、交流センター)

 自らが見た夢を絵にする一風変わった画風で作品づくりに取り組む女性が桜山にいる。画家の吉井千裕さん(36)は美術館でスタッフとして働きながら長年 作品を描き溜めてきた。あす16日(土)から「ギャラリー時舟」(横須賀市東浦賀)で開く個展「大和のヒトの夢」では、およそ20点を通じてそのおどろお どろしくも摩訶不思議な世界を披露する。

 学生時代はサッカーやソフトボールなどに熱中し、スポーツマンとして鳴らした吉井さん。絵を始めたのはイギリスに留学していた19歳のとき。毎晩のように見ていた奇妙な夢をスケッチブックに描きとめたのがきっかけだった。「子どものころから怖くて不思議な夢を何度も見ていて、抱え込むのが気持ち悪くて。それを絵にし始めたんです」

 「夢日記」としてスケッチブックや不要なプリントの裏などに描いた絵やメモ書きは数百枚にも及ぶ。奇妙、とは例えばこんな具合だ。自分の部屋の中で、真っ二つに割れた地球の片側に座っている。窓の外は普段の景色だが、片側は無限の宇宙。そこはだんだんと傾きはじめ、とうとう地球の上から落ちてしまう。辿り着いた先は学校の芝生の上で、裸足のまま慌てて家に帰る―。またある時は蜘蛛と亀が合わさった生き物がトイレの壁中に伝っていたり、核爆弾入りの赤い風船で呼吸困難になったり。「泣きながら目を覚ますこともよくあって。強迫観念が強いのかもしれません」

 夢という主観的題材のため人目にすることにためらいもあったが、進路を考えていた時分、教諭に相談すると「絵を専攻したらどうか」と勧められ、美術の専門学校に通った後、画家としての活動を始めた。作品はそのほとんどにホラー的な要素をはらんでいるが、不思議と見る者を惹きつける独特の雰囲気がある。最近では作品展に訪れる来場者から「実は私も怖い夢を見る」と共感を得られることも増えたという。「良くも悪くも感動してもらえるのは刺激になって有難い。ぜひ足を運んでほしい」と吉井さんは話している。

 会期は22日(金)まで(19日は休廊)。時間は午前11時から午後5時30分。アクセスは京急浦賀駅から徒歩13分。問合せは時舟【電話】046・876・8101

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

逗子・葉山版のローカルニュース最新6

GWは海の幸を楽しもう

GWは海の幸を楽しもう

小坪で漁師がイベント

4月26日

アートと音楽に浸る23日

アートと音楽に浸る23日

葉山芸術祭が開催中

4月26日

ミューシー現る

ミューシー現る

JCイベント会場で

4月26日

キッチンカーで週末グルメ

南郷上ノ山公園

キッチンカーで週末グルメ

4月27日からスタート

4月26日

端午の節句を満喫

端午の節句を満喫

神明社であさいち

4月26日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook