葉山町や近隣市を会場に行われるアートイベント「葉山芸術祭」が4月19日(土)から行われる。22回目を迎える今年は115の個人、団体が出展。公共施設をはじめ、個人宅や地元商店なども会場となり、出展者が自慢の作品や音楽演奏を披露するなど、会期中は”御用邸のまち”がアート一色に染まる。5月11日(日)まで。
繋がり作りから20年
ひとつの会場で行わるアートイベントとは異なり、参加する個人宅やカフェもそれぞれ「オープンハウス」として会場となり、来場者が自由に立ち入ることができる同芸術祭。元々は町の芸術振興団体が手掛けたアートイベントが原型だったが「葉山には文化的な著名人が多くいる一方で、横の繋がりが少ない。何か”連絡網”のような繋がりが作れないか」と3年目から現在の形式で開催されるようになった。当初は20ほどだった出展者も数が増え、現在は100を超すまでに。芸術祭を通じて知り合ったり、意気投合した出展者がともに企画を組んだりと、次第に横の繋がりも広がっていった。
実行委の朝山正和さんは「始めた当時はアートという言葉の敷居も高かったが、今では誰しもが気軽に親しめるようになった。感慨深い」と振り返る。また歩きながらお気に入りの場所を訪ねる「アートめぐり」は来場者からも人気で、年々右肩上がりにその数も増加。近年では金沢文庫芸術祭や大磯芸術祭、今年は新たに三崎開港祭とも連動するなど、イベントの規模も広がりを見せている。
今年も企画目白押し
出展者はプロアマの垣根を隔てないのが特徴で、内容もアカデミックなものから趣味的なものまで様々。絵画や写真の展示、陶芸や工芸、手作りアクセサリーなどのワークショップ、ジャズやハワイアンの音楽演奏など、実に多彩だ。
また森山神社を会場にした恒例のメーンイベントは今年も予定。「あかりのイベント」(4月27日)では打楽器演奏や影絵などのパフォーマンスに屋台村、「青空アート市」(5月10・11日)では80を超えるアート作品や雑貨が一堂に並ぶ。朝山さんは「パンフレットを片手にお気に入りの場所をめぐったり、気のまま色々な場所を訪れたり、好みのスタイルで芸術祭を楽しんでほしい」と話している。
出展者の展示会場や日時は同実行委作成のパンフレット(1部100円)に記載。町内のサポートショップなどで手に入るほか、同芸術祭ホームページ(「葉山芸術祭 2014」で検索)で閲覧できる。問合せはアートカフェ【電話】046・877・1441
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