葉山町が公募していた新設認可保育園の運営法人が横須賀市に拠点を置く社会福祉法人みどりの風(横須賀市追浜町2の71/小出純子理事長)に決まった。町が7日、同町ホームページを通じて公表した。
町は近年増加傾向にある待機児童の解消などを目的に、今年4月に運営法人を公募。これまで2012年12月と13年3月に行った公募ではいずれも申込みには至らなかったが、3回目となった今回は建設用地として国の所有する「旧大蔵省印刷局葉山保養所森戸荘跡地」(葉山町堀内1130の1)を提示したほか、施設整備費についても国の交付金を活用。運営法人が整備費の4分の3程度の助成が受けられるよう費用面でも環境を整えたことが奏功し、町内外の4法人から名乗りがあった。
町では行政関係者らからなる選考委員会を設置し、応募法人の提案内容などを審議。同法人は現在追浜町で「ぎんのすず保育園」を運営するほか、母体の学校法人は系列の幼稚園を運営しており、県外の法人よりも近隣地域で実績のある法人の方が意思決定を円滑に図れることなどを理由に同法人を選定した。「葉山というまちの土地柄に適した保育を行ってくれると期待している」と町担当課。
今年10月頃には跡地の建物が解体される見込みで、今後は施工業者の選定や建設にかかる条例整備、住民説明会などを経て来年4月の開設を目指す。
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