奉仕の心 2014年度新会長に訊く vol.1
ロータリーの責務果たしたい
発足53年、地域では最も歴史ある奉仕団体の梶をとる。掲げる方針は「ロータリークラブ(以下RC)がなすべきことを、ロータリーでなくてはできないことを実践する」。奉仕活動には様々な形がある。ゴミ拾いも献血も一つの形に違いない。だが一方、組織力があるからこそなせる奉仕もある。48人という大所帯だからこそ可能な活動。それこそ逗子RCの責務と考える。
20代から90代まで、幅広い年代のメンバーを擁し「体力と知力を備えたバランスの良さが持ち味」と自負する。逗子海岸でのビーチバレー大会や被災地支援のチャリティーイベントなどこれまでいくつもの事業を実施してきた。今年は福島県で活動するNPOへ農耕具を寄付する計画もある。
「公共イメージの向上」を旗印に掲げる。従来奉仕活動のPRは表立ってするものではなかったが、「新たな仲間を募るためにはそれも重要」との考えから。組織力による奉仕には会員増強が不可欠。底力を高めるためにも、会員拡大を大きな柱に据える。
入会して10数年。自身にとってRCは「信頼ある仲間ができる、勉強の場」
メンバー一丸に実のある奉仕
女性のみで組織される奉仕団体、ソロプチミスト。今年は21人のメンバーで新年度をスタートした。入会8年目での大役。自身に務まるか葛藤はあったものの「先輩方が歴史を培ってきた由緒あるクラブ。バトンを繋ぎたい」と心を決めた。
個ができる奉仕には限界がある。だがクラブには志が高く、行動力のあるメンバーが多数いる。それぞれが刺激を与え合い、活動にいかす様子は足し算ではない、いわば「倍数の奉仕」だ。看板事業のひとつ、新鮮な花やメンバーが手製の菓子や雑貨を持ち寄るチャリティーイベント「花の会」。毎回300人以上が詰めかける一大事業を成功させてきたのも、そうしたメンバー一丸の力があったからこそと感じている。
かじ取り役ではあるが、「皆で一緒にやるのが私流」。自分だけで何かできるとは思わない。だから所信では「皆さんの力を貸して下さい」と呼びかけた。「絆とコミュニケーションを大切に」。会員ひとり一人の意見を吸い上げ、全員参加で活動に取り組む。
気づけば8年目。「ソロプチで得た仲間との繋がりが何よりの財産」
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