葉山町福祉文化会館で17日、「葉山町外国文化紹介講座」が行われた。町主催、町国際交流協会の委託事業で今回の紹介国はウクライナ。講師でウクライナ人のピスクノーワ・オクサーナさんが登壇し、国の歴史や文化などについて語った。
講演では日本のような島国とは異なり、隣国を囲まれた国ならではの特色を紹介。「例えば日本で外国語といえば英語ですが、ウクライナの小学校では母国語を始め英語、ロシア語、ドイツ語が記載されています」などと話した。伝統文化を重んじる国民性についても触れ、お手製の民族衣装も会場に飾られた。
講演の後半には質問コーナーも設けられ、参加した約60人が思い思いに質問。「ウクライナの有名人を教えて」といった素朴な質問の一方で「チェルノブイリ原発のその後はどうなっているか」など同じ惨事を抱える国への質問も。後者については「30年近くが経っても、今だに故郷に戻れない人たちもいる」と答えた。
現在不安定な内政事情を抱える同国だが、オクサーナさんは「今の状況とは別に、ウクライナの魅力に関心を持ってもらえればうれしい」と話した。
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