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連載「介護の現場で働く」(下) 葉山・逗子清寿苑 未経験50代からでも働ける
介護職という響きには一般的に「仕事がきつく大変」といったイメージが付きまとう。だが実際には一口に介護といっても仕事内容や職場の環境は様々。葉山と逗子で介護老人福祉施設を運営する(社福)百鷗では経験や資格がない人でも福祉の現場で活躍できるよう、職場の環境づくりに力を注いでいる。スタッフには家庭と両立させながら仕事を通じて新たな生きがいを見出している人も多い。
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葉山清寿苑(葉山町上山口)でデイ介護職のスタッフとして働くAさんが今の仕事を始めたのは5年前。福祉の仕事は全くの未経験だったが家族の介護を経験していたこともあり「手に職をつけたい」と未知の世界に飛び込んだ。50代半ばで資格も持っていなかった当初は不安も多かったが、今では立派な中堅どころの一人。「先輩が優しく親切に仕事を教えてくれ、楽しみながら仕事を覚えることができました」と振り返る。一日は送迎に始まり入浴や食事の介助にレクリエーション、時にはお年寄りの話し相手になったりと、親身に利用者に寄り添う。昨年1月には仕事の合間に勉強を重ね、介護福祉士の資格も取得した。今までは家庭に入りきりだったが今は「外で働くことで自分自身の世界も開けた」とも感じている。
葉山清寿苑の加藤克真施設長は「50代を過ぎて働く場所がないと思っている方も多い。短時間でも活躍されているスタッフはたくさんいるので、気軽に相談してほしい」と話した。 【了】
葉山清寿苑・逗子清寿苑
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