フェアトレードのカカオ豆や黒砂糖を使ってチョコレートを作るワークショップが24日、逗子小学校家庭科室で行われた。同日行われた「国際文化フォーラムin逗子」の一環。参加者らは体験を通じてチョコレートの製造工程や原料の生産国の現状などを学んだ。
この日使ったのはパプワ(インドネシア)産のカカオ豆で参加者らはカカオマスやカカオバターを刻み、材料を湯煎で溶かしながら、型に流し込んだ。途中、味見で「苦い」と顔をしかめていた子どもたちも砂糖や粉乳が入ると「いつもと同じ味がする。甘くておいしい」と顔をほころばせた。ワークショップ後は生産国の現状や生産過程なども紹介され、講師を務めたNPO法人APLA(アプラ)の野川未央さんは「日頃口にするチョコレートには発展途上国との不公平な貿易や児童労働が背景にある。まずは楽しみながら、背景を一緒に考えてもらえたら」と話した。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|