記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 3月13日0:00更新
昨年8月、岩手県陸前高田市を訪れて痛烈に感じたのは被災者の目には見えない心の痛みだった。一見明るくとも校庭がろくに使えず、運動会もままならない実情に子どもが涙した話には胸がつまる思いがした。何か出来ないか。自らに問いかけても答えはでない。せめてもと件の話を小欄に掲載した折、逗子の市民グループによる遊具寄贈プロジェクトのことを耳にした。メンバーの方が小欄に目を留め、計画を発案してくれたという。甚だ微力ながら、支援の一助となれたのなら幸甚だ。寄贈は新入生が加わる4月。子どもたちが笑い声をあげて遊ぶ光景が、目に浮かぶ。