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逗子・葉山版 公開:2015年5月29日 エリアトップへ

逗子のビーチに海上遊具 市民企画で初の試み

社会

公開:2015年5月29日

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滑り台や山などのエアー遊具が登場する(写真提供/逗子市観光協会)
滑り台や山などのエアー遊具が登場する(写真提供/逗子市観光協会)

 逗子海水浴場に今夏、大型の海上アスレチックがお目見えする。市観光協会や市商工会、地元町内会役員ら有志市民が組織する実行委の企画で、初の試み。6月29日の海開きにオープンする。昨年までの規制で観光客数が大幅に落ち込む一方、市では今夏、ファミリービーチとしての活性化を掲げており、関係者らは夏の集客効果に期待を寄せている。

「家族客呼び込む目玉に」

 逗子海岸は昨年、平井竜一市長が「全国一厳しい」とする条例を施行し、治安が大きく改善した一方で来場者数が前年比の半分以下に激減。今夏は風紀の維持とともに活性化が重要課題となっており、市観光協会を中心にした市民有志の実行委が、市の掲げる「ファミリービーチ」に合う集客方法を話し合ってきた。

 設置されるのは「逗子ビーチスプラッシュウォーターパーク」。「滑り台」や「山」など大小の浮遊具を組み合わせた夏期限定の施設が登場する。

 同実行委によると、同様のテーマパークが昨年、静岡県南伊豆町にある弓ヶ浜海水浴場で設置された。同町湊区の発表では海水浴場開設期間中に約1万人の来場者を集客。実行委員長の桐ケ谷覚さんは「逗子の海は全国的な知名度もあり、より高い集客効果に期待ができる」と話す。

 パークの設置や管理・運営は同海水浴場で実績のある別の民間団体に委託。入場は100人定員、入れ替え制でライフジャケット着用の上、有料で遊具を楽しめるという。また同実行委では市内小中学生への割引チケットを配布するほか、市民活動参加ポイント「ZEN」を活用できる仕組みも予定しており、「まさに家族向けの企画。多くの市民の方に夏の海を楽しんでほしい」と呼びかけた。

協賛金求む

 同実行委ではテーマパークの設置、運営費用として広く協賛金を募っている。対象は個人、団体、事業所など不問。一口5千円で、250万円を目指す。口数に応じ、招待券を進呈。「今夏を成功させ、来年に繋げるためぜひ皆様のご協力を」と呼びかけている。問合せは事務局、市観光協会【電話】046・873・1111

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