鎌倉市・逗子市・葉山町の2市1町は22日、今夏の海水浴場開設期間中に連携してマナー向上キャンペーンを展開すると発表した。3自治体で共通のロゴを作成し、来場者にルール順守を呼びかけるほか、電車の中吊り広告やラジオ局とのタイアップ企画などを行い、海の利用者に向けて広く周知を図る構えだ。
会見には松尾崇鎌倉市長、平井竜一逗子市長、山梨崇仁葉山町長の3首長が出席。「マナーアップ大使」に任命された鎌倉市出身のタレント、今井洋介さんも同席した。
キャンペーンは「誰もがビーチを楽しめるように、モラルある楽しみ方をしてもらいたい」(山梨町長)と「スマート・ビーチ・プロジェクト」と銘打つ。近年、県下の海水浴場では利用者増加の一方で、マナー悪化が問題となっており、全国的にも知名度の高い海水浴場を有する3自治体にとっても改善は共通の課題。昨年度は3首長が連携し、入れ墨・タトゥーの露出禁止、騒音の防止などを呼びかけたが、より一体的に啓発を図ろうと同キャンペーンを企画した。
期間は、一番早い逗子市の海開きに合わせた6月26日から8月31日まで。今井さんがパーソナリティを務めるFMヨコハマの番組(毎週日曜)で10分間のマナーアップコーナーを設ける(7〜8月)ほか、湘南新宿ラインの車内中吊り広告掲出(7月15〜21日)、1都3県(神奈川・千葉・埼玉)の77大学で学生支援サービスへの広告掲出などを行う。
平井市長は今回の取り組みについて「関東一円の人に知ってもらうため、様々な企画を用意した。連携したマナーアップを全国、全世界に訴えていきたい」と意気込んだ。またメッセンジャーとしての役割を担う今井さんは「地元の海なので、少しでも役に立てれば。自分自身取材をして、その時の状況をリアルに伝えていきたい」と話した。
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