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逗子・葉山版 公開:2015年7月24日 エリアトップへ

親子を対象にした遊びの学校「原っぱ大学」の“ガクチョー”を務める 塚越 暁さん 逗子市逗子在住 37歳

公開:2015年7月24日

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五感で遊ぶ面白さ

 ○…コンセプトは「365日間、親子のための遊びの学校」。市内のとある山の中腹、豊かな緑に囲まれた「村や」を拠点に最低限のルールさえ守れば、”授業”も”校則”も一切なし。泥遊びをするも、たき火をするも、探検するも自分次第。五感で楽しめば、遊びの選択肢は無限大だ。子どもだけでなく、大人たちも日頃のスイッチを切り替えて。3年前に立ち上げ、この8月から逗子で親子の遊びの場を本格始動させる。その名も「原っぱ大学」――。

 ○…生まれも育ちも逗子。社会人になってからは都内に移り住み、会社勤めの日々を過ごした。深夜まで働き、朝早くに会社へ向かい、週末は寝て次の仕事に備える。忙殺される日々にもやりがいを感じていたが、数年前の経験が転機になった。当時5歳の長男と葉山の海で潜ったときのことだ。ふと魚の群れが周囲を囲み、差し込む太陽の光がきらきらと瞬いた。「まるで宇宙のよう。身近な場所にこんな豊かな自然があったのか」。合理性や効率を追い求めることを否定するわけではない。ただ、自問せずにはいられなかった。「自分にとって大切なものは何だろう」

 ○…気づいたことがある。子どもと一緒になって遊ぶうちに、幼少時代の記憶が次第に蘇っていった。山で秘密基地を作ったり、海辺を探検したり。「子どものために遊んで”あげる”のではなく、自分自身も一緒に楽しむのがお互いに気持ちいい」。頭で考えるのではなく、感覚で。大人と子どもの垣根を払い、大人にも忘れかけていた視点を思い出してもらう。それも原っぱ大学の重要なテーマだ。

 ○…2年前に会社を辞め、このほど自ら法人を立ち上げた。原っぱ大学は、半年ごとに期を設け、都度参加者を募る。最終的な目標は、体験を一過性にするのではなく、日頃の生活に落とし込んでもらうこと。「特別な場所じゃなくて身の回りの自然でいい。五感で自然を楽しむことのできる場を作っていければ」

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