本紙「砂浜で生まれたものがたり」の連載と「五行歌」の選者を務めている中原かおりさん=写真下=(桜山在住)がこのほど、自身初となる詩集「海からの詩」を上梓した。JR逗子駅前のブックス二宮逗子店ほか県内主要書店などで販売している。
中原さんは湘南ビーチFM「海からの詩」(毎週月曜・午前11時35分〜)にも作品を提供しており、かねてから放送局に「詩集はないか」との問合せが多かったことから放送150回目の節目を迎えたのを機に出版の運びとなった。
逗子に25年来暮らし、日頃から海の素晴らしさを感じているという中原さん。『ここにいると自分がありのままでいいと思えるのは この海の町の やさしさのおかげなのかもしれない』(海の町より)など、人生の喜怒哀楽を表現しつつ全編を通じて海の息吹を感じさせる内容となっており、「逗子の海は穏やかでどこか温かい。風の匂いや景色、表情も日々違って、そうした魅力を伝えたかった」と詩に込めた思いを話す。著作には番組内で紹介された作品に書き下ろしを加えた全37編を掲載。自身が逗子や葉山の海辺で撮りためた写真も添えた。「世代や性別の隔てなく色々な人が手に取って、希望や元気を感じ取ってもらえれば」と中原さんは話している。
小学館スクウェア発行。A5判、96頁。1300円(税抜)。
詩の世界、朗読で
湘南演劇塾が主催する「ドラマティック・リーディング 耳から広がるドラマの世界&中原かおりの詩の世界」が10月17日(土)、(株)キリガヤ本社(山の根1の2の35)で行われる。「邪魔っけ」(平岩弓枝作)、「奇跡な記念日」(梶尾真治作『アニヴァーサリー』より)ほか中原さんの詩10作品も上演を予定。午後1時30分開場、2時開演。入場料千円(コーヒー付)。問合せは前田さん【携帯電話】080・5383・6430
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