記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 10月9日0:00更新
市内在住の郷土史家、黒田康子さんが今月1日に亡くなった。100歳だった。かつては逗子の小学校で教鞭をとり、退職後は三浦半島の歴史研究に情熱を傾けた。長年市史の編纂を手がけ、執筆活動も精力的に行うなど郷土史にかけては無二ともいえる存在で、関東大震災や第二次世界大戦下、激動期の逗子を知る生き字引でもあった。地域にまつわる歴史を取材する度、ご高名は耳にしていたが、直接お目にかかる機会なく今日を迎えてしまったことが悔やまれる。1世紀という長きに渡って見つめてきた瞳に今の逗子はどう映っただろう。心からご冥福を申し上げたい。
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