覚せい剤取締法違反(所持)で起訴された葉山町議会議員の細川慎一被告(41)の進退について、町内で動揺が広がっている。10日、保釈され14日に町民や町議会らに対し「多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めてお詫び申し上げます」とコメントを発表したが、自身の進退については23日現在まで明かにしていない。一部では「議員を続ける意向を示しているとみられる」とも報じられており、町議会は今後の対応について協議する特別委員会を16日に立ち上げるなど対応に追われている。
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弁護士を通じたコメントで細川被告は「本来、自身の出処進退を早急に皆様にお伝えすべきところ」とした上で、「今後について考える時間をいま少し頂きたく存じます」としている。
保釈に関する報道を受け、同町議会の近藤昇一議長は11日、本会議で「(議員辞職しないことが本人の意思なら)議会としては受け入れがたく、満身の怒りを込めて抗議する」と表明。「被告が議員の身分を失する日まで可能な限りの手段を講じる」とし、これを受けて町議会は特別委の設置を全会一致で決めた。委員は議長を除く12人で委員長は畑中由喜子氏(いきいき葉山の会)、副委員長を土佐洋子氏(みんなの葉山)が務める。同特別委は非公開で開いた初回に続き、30日にも会合を開く予定で、細川被告を招致し、本人から事情聴取をした上で議会としての対応を固める方針。
細川被告は9日、使用容疑でも追送検されている。
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