東日本大震災を教訓に、坂を走って津波から避難する大切さを学ぶ「第1回 復幸男女決定戦」が15日、久木の法性寺で開かれた。子どもやペット連れなど約30人が参加し、山門から本堂までの坂約150mを全力で駆け上がった。
被災地の支援活動を展開している「逗子災害ボラバスターズ」(勝呂勇樹代表)の主催。これまで主に宮城県女川町への支援活動を行っており、女川の「津波伝承 復興男」と題した行事に倣い、「同じ海を持つ逗子でも」と初めて企画した。
当日は「位置についてよーい、逃げろ」の掛け声でスタート。実際の避難を想定し、子どもをおぶったり、車いすを押しながら避難する参加者もいた。息子の瑛土君(4)と参加した田中幸子さん(47)は「子どもを連れて坂道を走るのは思いのほか大変だった。避難経路の確保も重要だと感じた」と振り返った。主催団体の服部誠さんは「高台に避難する大切さを少しでも広めていければ。来年以降も企画したい」と話した。
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