逗子市商工会(桐ケ谷覚会長)は先月26日、逗子の魅力ある商品を新たな地域ブランドとして認定する審査会を行い、出品された38商品を「逗子の暮らしのセレクション」として認定した。事業者は今後、お墨付きを示すロゴを使用することができ、消費者に向けて発信していく。
一次産業が乏しい逗子で近年増加傾向にあるという「地元のものを贈りたい」というニーズに応えようと初企画。ブランド化による大手商品との差別化や商工業の活性化にも役立てる。
会場に並んだのは市内22の事業者が製造する菓子類や惣菜類のほか、カーテンや包丁、Tシャツなど。市や市民団体関係者、公募市民など18人が審査員を務め、品質や価格、「逗子らしさ」など6項目ごとに採点し、飲食品は味を確かめながら1点1点品定めした。
初回となった今回は出品された全ての商品が認定を受け、市内在住の画家、鈴木英人さんによる審査員特別賞にはTAC21(小坪)の「あかもくシリーズ」が選ばれた。また小坪漁業協同組合の「湘南シラス」や栃木屋(久木)「國安豆腐」なども高得点だったと紹介された。
審査委員長を務めた桐ケ谷会長は「逗子にもいいお土産がたくさんある。9月からはふるさと納税の返礼品も始まるので、これを機に地域ブランドをPRしていきたい」と話した。
ブランドの認定期間は2年。審査会は今後も継続して行っていくという。
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