子どもたちに地域の魅力や遊びを通じて伝統文化を伝える「葉山子ども伝統文化わくわく教室」が17日、一色の葉山郵便局で催された。葉山や近隣市の小中学校有志教諭が組織する実行委が主催したもので、一色小と葉山小の児童ら約20人が参加した。
この日のメーンイベントは「江戸時代の電池の実験」。一色小校長でサイエンスレンジャーの益田孝彦さんが特別講師を務めた。子どもたちはまず、乾電池の仕組みを知る「人間電池」を体験。順番にボールとフライパンに手を置き、計器の針が触れると「動いた」「すごい」と興味津々の様子=写真。2種類の金属と電解質の液体があれば簡単に電池が作れることや約200年前に乾電池を発明した伊の物理学者、ボルタの名が今も電圧の単位として残っていることなどが紹介されると熱心に聞き入っていた。
当日は百人一首や囲碁、葉山のミニ講座なども行われ、実行委員長の清田直紀さんは「昔ながらの遊びを通じて、子どもたちに思いやりや優しさを育んでもらえれば」と話した。同実行委では10月以降も月1回、教室を催すとしている。
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