専門家招き特別講演会
古典文学の傑作として知られる源氏物語。その世界に触れる特別講演会が11月27日(日)と28日(月)、逗子銀座通りの松屋ビル2階で催される。両日とも午後2時開演。
同商店街で着物店を営む「松屋」(宝子山賢祐社長)が創業60周年記念の一環で企画した。
講師を務めるのは早稲田大学名誉教授で文学博士の中野幸一さん=逗子市逗子。中野さんは昨年末、源氏物語を長年研究してきた集大成として全10巻から成る「正訳源氏物語 本文対照」(勉誠出版)を執筆。講演会では今回手掛けた現代語訳の経験を踏まえ、「源氏物語 ことばと表現」をテーマに講演する。「地元の文化振興として、広く市民の方々に足を運んでいただければ」と宝子山社長。
入場無料。事前申込み制で両日限定50席。定員になり次第締め切る。問合せは同社【電話】046・873・1000
王朝絵巻展も
同社では講演に合わせて「王朝絵巻展」を同時開催する。中野さんが長年かけて収集してきたコレクションの一部を展示。絵巻や掛け軸、版本など王朝文化の世界を今に伝える貴重な資料13点が同会場に並ぶ。
目玉は現存する絵巻の中でも最も古く、国宝に指定されている「日本四大絵巻」(源氏物語絵巻・鳥獣戯画絵巻・信貴山縁起絵巻・伴大納言絵巻)。この複製と模写絵巻が一度に鑑賞することができる。
会期は同26日(土)から29日(火)。各日午前11時から午後6時(最終日のみ3時まで)。予約不要、入場無料。問合せは前述同社へ。
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