逗子・葉山版 掲載号:2016年12月2日号
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東逗子地区商工連合会の会長を務める高崎 誠治さん逗子市沼間在住 70歳

賑わい創出コツコツと

 ○…駅前広場を彩る14万球の光の粒。東逗子の冬の風物詩として親しまれるイルミネーション点灯が今年も始まった。大勢が詰めかけた初日の会場。「東逗子が元気になるよう願いを込めた。今年も無事に明かりがついてほっとしているよ」と目を細める。地域の有志と育ててきたイベントも7回目を迎え、毎年市内外から多くの人が訪れる一大行事に成長した。

 ○…戦後高度経済成長期、駅を中心に栄えた東逗子地区。だが時代の移り変わりとともに商店の数は減り、最盛期5つあった商店会は今や2つまでに減った。衰退の一途をたどる地域に少しでも賑わいを取り戻そう――。イルミネーションの始まりはそんな商店主たちの思いからだ。当初は仲間内で電飾を持ち寄り、寄付も募りながら数千球からスタート。以降少しずつ数を増やしてきた。今でも設置は手作業で地域の有志やボランティアの協力を得ながら2カ月かけて完成させる。仕事の合間を縫って参加してきた自身も「大変だけど喜んでくれる人がいるからね。使命みたいな感じ」と笑みを覗かせる。

 ○…沼間で鮮魚店と料理店を営む「魚万」の2代目。高校を卒業と同時に家業に入り、父の背中を見ながら仕事を覚えてきた。以来半世紀、古希を迎えた現在も板場に立つ。「魚を食べる人は昔に比べると少ないけど、お客さんにはなるべく良い物を食べてもらいたい」。魚一つをとっても品質は様々。専門店として最高の味わいを届けることがモットーだ。

 ○…半世紀以上に渡ってまちの栄枯盛衰を目の当たりにしてきた。個人商店を取り巻く環境は依然厳しく、事態を好転させる特効薬はないのかもしれない。それでも知恵を絞りながら時代に向き合うことが一筋の光明になると信じている。地域ぐるみでは年3回の「ふれあい市場」に加え、新たに朝市も始まった。「お客さんとの触れ合いを大事にしながら、イベントも地道に育てていきたい」

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