逗子生まれの絵本作家、シゲタサヤカさん(37)が県内33市町村のグルメや観光などの魅力にスポットを当てた『遊んで学べる神奈川県民ジモトかるた』(講談社)を製作した。1セット1380円(税別)で書店やウェブサイトなどで販売している。
「どこかにクスッと笑える面白さを入れたくて」。ステーキに舌鼓を打つ葉山牛(葉山町)やマラカスを振るひょうたん(大井町)など色鮮やかでユーモアに富んだ絵札が並ぶ。文字札は「はやまで ステーキ たべてみた」「うぃんどさーふぃん するならやっぱり ずしかいがん」などいずれもご当地にちなんだものを考案した。
シゲタさんは2009年『まないたにりょうりをあげないこと』(講談社)で作家デビュー。きっかけは2年前、アルバイトをしていた地元テレビ局の子ども向けの番組で「神奈川の良さを知ってもらうためにかるたを作ってみないか」と声がかかった。県内33市町村すべてを紹介すると決め、製作をスタート。絵札の題材は景勝地や食べ物など、バランスよく選定した。
発売からおよそ1カ月。売れ行きは好調といい、シゲタさんは「こんなに地元の注目度が高いのは初めてでうれしい」と笑顔を見せる。裏面には各市町村のシルエットが印刷されており、場所当てクイズで遊ぶこともできる。「家族で遊びながら地元愛を育んでもらえたら」と話した。
かるたについての問合せは講談社幼児図書編集部【電話】03・5395・3534
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